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礼拝説教要旨

2025年3月23日
「その後、パウロはアテネを去ってコリントへ
行った…。」 (使徒言行録18章1節)
パウロは失意の内にアテネを離れコリントに向かいます。パウロはサウルと名乗っていた若き時代に、ユダヤ教のラビ(教師)を目指し修行に励んでいましたので‟テント(天幕)造り”の職人でもありました。当時のラビは、生活の資を得る為に手に職を持つことが義務付けられていたのです。これ迄の伝道で生活費が底をついてしまったのでパウロは働く手掛かりを探していた処、アキラとプリスキラ夫妻と出会います。彼らはユダヤ人改宗者であり同業者でもあった事から、パウロを下宿させながら天幕造りを一緒に励みました。この不思議な出会いは、パウロをどんなに励まし力づけた事でしょう。この時以来この夫妻は、パウロの良き協力者となって仕えて参ります。神は私達にも必要な出会いを備えて下さいます。それは何より御自分との出会いであり、人との出会い、み言との出会いです。私達は神が備え給う様々な出会いを通じ信仰を養われ、神の恵みの御業に用いられてゆくのです。


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